大きめの息子に困ること(園時代)
1号は最近まで標準より少し大きいくらいだったので、そんなに人より大きいと言う事に困ることはありませんでした。
問題は2号。
園時代、一番困ったのが、銭湯や温泉、トイレ、プールなどの更衣室でした。
男児が女湯に入るのは7歳まで、というのは意外と知られていますが、だいたい110cm~120cmという身長制限を設けられている場所が多いのはあまり知られていない気がします。
年小~中で、すでに110cm近かった2号は、当然これに引っ掛かりました。
更の悪いことに、2号は子供体形ではありませんでした。
かわいらしい、ぽこんと出たおなかとかや肉付きのいい手足、頭が大きくて幼げな顔つきで、というキューピーちゃんみたいな体系ではなかったのです。
シックスパッド?というくらい引き締まった腹筋、すらりとした手足、小さな頭、やんちゃそうな顔。それにおよそ120cmという身長。さらに悪いことに口が回り、すでに3歳にして5歳の子相手に口げんかで勝つ始末。
そうなってしまうと、誰も3歳、4歳児と思いませんし、年相応に扱ってはくれません。母子手帳でも見せないと、親が年齢言っても信じてもらえないこともしばしば。
当然、女子トイレ、女子更衣室、女性用のお風呂等、性別が分かれる施設では注意されたり嫌がられたりするようになります。特に10代から20代の前半位の人や、女の子のお母さんの嫌がり方がすごい。気持ちはわかるんですけど…。まず使えません。
男女共用施設や、個室があればどうにかお母さんが付き添えますが、そういうところは意外と少なく。しかし3歳、4歳なんて普通、まだ身の回りの事なんて完全に出来るわけがないし、危なくて1人でやらせるわけにもいかない。
となると男性用施設をつかうことになるんですが、それってお母さんはサポートに入れない。子供と違って成人なので捕まる危険もありますし(笑。って笑い事じゃない)。
しかし日中は仕事で、土日祭日はほぼ出勤、のお父さんが付き添えるわけがなく。
プールの更衣室やトイレはある程度は、とにかく必死で自分でできるように仕込み、あとは1号や知り合ったお兄ちゃんたちに頼む形になりました。
2号も自分の置かれた状況を早い段階で察して、3~4歳にして身の回りのことはほぼ自分でするように。
周りからは2号は身長から何から、成長が早くてすごい、と言われましたが、彼は人よりも早く育ってしまう体に合わせて、心も生活習慣も遊びも言葉も、育っていかなくてはならなったんです。世間でいうような、楽しい学び、とか、やりたいという自立心からという学びではなく、彼は必要に迫られて、すごいスピードで学び取りました。
2号をいわゆる「出来のいい子」にさせたのは、まぎれもなく、彼を年相応には扱ってくれない環境のきびしさでした。
今でも周りは彼に年齢以上のことを求めてきます。それは強要の時もありますし、期待や信頼という柔らかな枷の時もあります。
時々耐え切れずに爆発して、周りを驚かせることもありますが、大抵は飲み込んで黙々と努力する2号は、やっぱり今でも「できのいいお子さん」なのでした。
早く大きくなる=学校関係は大体半年で買い替え
子供が早く大きくなるっていうのは、とてもうれしいこと。
特にうちの息子たちはどちらも平均ぎりっぎりの体重で生まれたので、すくすく大きくなってくれるのはうれしい。
嬉しい、が。
比例するように増えるのが、食費と被服費です。
服はおおよそ半年に一回はサイズアップ。 春に大きめを買っておいて、秋、服のデザインによっては次の春まで頑張って着ますが、そうなると周りが「そろそろ小さいんじゃないかしら」と耳打ちしてくる。 つまり、「客観的に見ても窮屈そうよ」と言う事で、このサインを無視すると先生とかから連絡がきたりする。
うそ?と思われるかもしれませんが、園時代から小学校低学年まで、服、もしくは靴が小さいのでは、という連絡は、先生からたびたびもらっているのです。
1号も2号も。
最近は連絡頂くのも苦痛なので、学校関係は早め早めに買い替えています。
おかげで1号は5年で上履き26.5cm、2号は3年で26.5cm。
毎回計測してもらってから購入しているので、大きすぎることはなく。 縦はそんなに大きくないんですが、幅が広い。 3Eでもきついというくらいで、幅が細いタイプの靴は27.8cmくらいじゃないときつくて履いていられないそうで、買っても無駄になります…。
市販の上履き入れは25cm以上はまずこぼれ出るので、上履き入れも使えません。 普通の巾着です。
最近はランドセルもつらいようで、確かに背中にちょこんと乗っている箱型は、はたから見てもアンバランス。 もう少し身長が伸びて人の多い街中を歩いていたら、「リコーダーとランドセル」という漫画ではないけど、職質されそう。
体操着もいま160cmでぴったりなので、来年は170cm?? あるんですかね、そのサイズの半ズボン…。今の姿でも、なんかコスプレ感?ぎりぎり感?が半端ないんですけど…。いいのかしら…。
しかも、そのくらいのサイズになると一気に学用品の金額も上がりますよね。上履きは前回、大体1000円くらい。 体操着も前回、500円くらい上がりました。
1号はここ最近、極端に成長しているだけで、あと1年で中学なのでまだいいのですが、2号は3年の平均値から大きくかけ離れている上に、あと3年…。 不安しかない…。
机も同級生と同じものだと背中が痛くなって座っていられない時があるそうだし、2号は給食の当番服はもう、爆笑です。 かわいそうを通り越してコントか、という感じで。あれがあと3年…
人よりでかくて苦労すること。
うちの子は赤ちゃんの頃から少し大きめ。
1号は人より半年くらい、2号は2~3年分ほど大きく、現在は
1号 11歳 大体156cm ⇒ 12歳11か月か13歳くらい(すくすくのっぽん より)
2号 9歳 大体150cm ⇒ 12歳くらい(すくすくのっぽんより)
のようです。平均身長は意外とサイトによって違うので、参考程度にとどめていますが、とりあえず平均よりは大きい。
縦にも横にも。そう、うちの子は重いです。1号は私の体重を越しています…(身長は私のほうがまだ高い)。
何より、筋肉質で胸板が厚い。 小さいころから胸板が厚い。 全体に厚みがあるから、スレンダーな同じ身長の子より、余計に大きく頑丈に見える。
なので、よく殴られたり、蹴られたり、かまれたり、引っかかれたりします。
やってくる子は多種多様。女の子も男の子も、年下も年上も。2号なんて、年少の時に小学4年や5年の子に「生意気だ」と突き飛ばされ、蹴られたりしました。一回ではなくて、何回も。相手も理由も毎回違いました。
噛む、ひっかくは、さすがに小学校2年を超えるころにはあまりなくなりました(1号、2号共に)が、2号は特に的にされやすく、年長の頃は1週間に1回~2回は誰かの噛み跡や殴られた跡、ケガの報告があり、さすがに苦情を言いましたが、先生は「2号君は大きくて小さな子には怖いんですよね~」と笑っているので改善せず、しょうがないので最後の1ヵ月は休ませました。
大きくて、頑丈に見えるから、みんな簡単に手をあげる。
相手に理由を聞くと、「みんなやってるし」「このくらい大丈夫だと思った」「このくらいしないと勝てないと思った」とか、本当に悪いことをした、と謝ってくる子はほとんどいた記憶がありません(親御さんは申し訳なさそうにしてらっしゃるのですが)。
でかくて、頑丈そうで、反撃しないから、みんな簡単に肉体言語を使うんです。
何で反撃しないのか。
でかいんだから、勝てないわけないでしょ? と言われたこともあります。
それは、親に止められているからです。
1号と2号が他の子よりでかくて、力があることは園に入る前からわかっていました。
ちょっとぶつかっただけで、小さな子は倒れたり、痛がったりといった事態がよくあったので、園に上がる前に、あなた方は力があるから、相手にけがをさせてしまう。決して暴力をふるってはいけない、人込みで動くときは自分のまわりに常に気を配りなさい、と教え込みました。
うちは1号は小学2年前半ごろまで、2号は小学3年の前半まで、ケガをさせられて帰ってくることが続きました。でも力も知恵もない園時代と違い、小学校ともなると受けるケガも大きくなり、病院に行くことが増えてきたのですが、その話はまた今度。
幼少期の身体の大きな子は、とにかく肉体的な衝突において我慢させられること、ケンカをしてもより不利なジャッジを食らうことが多い気がします。
1号 成長期?
うちの1号は5年になって、突然 「大人」 になり始めました。
2学期初めの身長測定で7cm、3学期初めの身長測定で6cm伸びたそう。計測期間は4月から1月だから、10か月くらい。
保健室の先生の話では学校で1番の伸び率だという話というから、こちらもびっくり。
現在156cmまで伸びて、ちょっと横に成長気味だったのが、すらりとしました。
一番わかりやすいのがズボンで、160cmのズボンが買ったまま履けます。 太ももとかは余ってるのに丈はぴったり…やだ~、ちょっと腹立つ。
いままで2歳下の2号に1cmの僅差で競り合っていたのがウソのように、一目でわかる身長差になりました。 2号は複雑そうですが、大丈夫、まだ君成長期来てないから。
1号は4年の終わりに1度目の声変わりし、すね毛が濃くなり始め、1年かけて「男」の姿になってきました。
なるほど、男の人ってこういう風に出来上がっていくんですね。
まだまだ変わっていくんだろうな…、さびしい。
うちの息子はプチギフト
うちの息子達は、勉強、運動、容姿、どんなものも、ちょっと標準より上な感じらしい? ただ今のところ、ギフテッドの皆さんみたいな「これだけは誰にも負けないぜ!どうだ―!!」みたいな才能はない。
大概のものが、ちょっと人よりいい感じ。ギフテッドには及ばないけど、今のところ、努力をそんなにしなくてもほどほどいい感じ。だからプチギフト。
プチギフトって、逆に中途半端で親も本人も結構大変なんです。なんかの小説? コント?みたいなことがよく起きます。
そんなプチギフトの悩みを人に話すと「自慢?」とか「うそでしょ?」とか言われるので、人の前ではなかなか話せません。だからここにひっそり愚痴ります。
皆さんにお目にかけるのはプチギフトの日常であり、悩みであり、喜びでもあり。同じような思いをしている人が、これを読んで少しでも気分が軽くなりますように。